SNAZ (1981)
「稲妻のライブ！！」

（２００８年４月２６日　ＮＡＺ記入）

【アルバム】

NAZARETH初の公式ライブ・アルバムで、アナログＬＰレコードの２枚組みになります。 再発のＣＤだと、演奏時間の関係で３曲くらいカットされて、ＣＤ１枚に納めたりするようなので、珍しく、ＬＰ盤の方が「ボーナストラック付き」って感じですよ〜（笑）。 最後に２曲、スタジオ曲が入ってます。 メンバーは豪華な６人編成。 Dan McCaffrtty (Vocals) Manny Charlton (Lead Guitar) Pete Agnew (Bass Guitar and Backing Vocals) Darrell Sweet (Drums,Purcussion and Backing Vocals) Billy Rankin (Lead Guitar and Backing Vocals) John Locke (Keyboards)
カナダ・バンクーバーでの１９８１年５月２３日のライブ・レコーディングになります。 プロデュースは、ジョン・パンター(John Punter)。 当然（？）１９７９年５月の来日公演へ行かなかったＮＡＺにとっては、本当に待ち焦がれたライブ盤で、その当時、正に、聴き狂いました。 選曲もバンド１０年の歴史のベスト曲と言える構成なのですが、それ以上に、演奏そのものが素晴らしすぎます。 スタジオ盤をはるかに凌ぐ迫力と表現力で、とてもライブ演奏と思えない程の完成度です。 このアルバムは、アルバム全体として「最高の名作」と確信しています。 ジャケットを開いて見てみると判りますけど、本当は、アルバムタイトル"IT'S NAZ"なんですよ〜。

（日本フォノグラム　20PP-40〜41）

【紹介】アナログＬＰレコードのデジタル化に便利です。
プリンストン「 デジ造（音楽版 」

【Ａ面】 Telegram part.1〜3 ライブのオープニングはこの曲！って、イメージ定着の曲。 スタジオ版より数段カッコイイっす。 （「宿命のロックン・ローラー」から） Razamanaz 「リメンバー！」って叫びから、ハード・ロール。 （「RAZAMANAZ」から） I Want to Do Everything for You 少しテンポダウンしたブギー。 （「PLAY 'N' THE GAME」から） This Flight Tonight 軽快なポップン・ロール。 （「LOUD 'N' PROUD」から） Beggar's Day ヘヴィー・シャウト・ボーカルの一撃。 （「人食い犬」から） 【Ｂ面】 Every Young Man's Dream 聴き心地の良いスマッシュ・ヒット曲。 （「THE FOOL CIRCLE」から） Heart's Grown Cold とってもビュ〜ティフルな名バラード。 （「不思議な国のマリス」から） Java Blues このアルバムが初公開の曲です。 ミドルテンポでノリやすいＲ＆Ｂナンバー。 ザ・バンド (The Band)のリック・ダンコ(Rick Danko)作。 Cocaine この曲もスタジオ版では出てませんが、ライブでの得意曲です。 お客の盛り上げ方が巧い！前奏がカッコイイ！ 前作「THE FOOL CIRCLE」にもライブ演奏で収録されてました。 Big Boy 緩急の激しい曲ですが、うまくライブで表現している。 （「不思議な国のマリス」から）	【Ｃ面】 Holiday 軽快なポップ・ナンバー。 （「不思議な国のマリス」から） Dressed to Kill ハイスピードなブギー・ロール。 （「THE FOOL CIRCLE」から） Hair of the Dog 言わずと知れた名曲。 スタジオより少しアップテンポで演奏。 （「人食い犬」です） Expect No Mercy ぶっ飛びますっ！ （「無情の剣」から） Shapes of Things ライブでますますカッコ良い演奏です。 （「競獅子（きおいじし）」から） 【Ｄ面】 Let Me Be Your Leader スローですがヘヴィーで迫力あり。 （「THE FOOL CIRCLE」から） Love Hurts シングル・ヒット曲。 こう言うバラードでは、ピアノがとても生きますね。 逆に、ピアノによって、曲がより活き活きしてます。 Tush ライブのエンディングで、これも初披露になる曲です。 ＺＺトップ(Billy F. Gibbons/Dusty Hill/Frank Beard)の作品。 ノリノリ・ロックン・ロールで締めくくり。 Juicy Lucy ボーナスとして（？）、スタジオ・レコーディング曲が入ってます。 Nazarethオリジナルで、初リリース曲。 初期の特徴の「ドッタン・バッタン」リズムのロックンロール。 Morning Dew デビュー作「NAZARETH」の名演を再レコーディング。 日本でデビュー作が手に入らなかった当時としては、初お目見えの曲。 今聴き比べても、デビュー時の演奏レベルの高さが確認できます。