【Ａ面】

1. Silver Dollar Forger
   再デビュー作（RAZAMANAZ）以来のノリの良いハード・ポップ・ロックです。
   邦題が「にせ金づくりの詩（うた）」となってます。
   後半部の効果音などは新しいチャレンジで、マンネリからの脱出を図っているとも考えられえます。
2. Glad When You're Gone
   邦題「顔も見たくない」
   軽快な、踊りだしたくなるようなブギー・ポップなナンバー。
   バッキングに女性コーラス団が入ってるのも特徴。
3. Loved And Lost
   得意のバラードではなく、スローでヘビーなブルースって感じです。
4. Shanghai'd In Shanghai
   「上海の札つき野郎」
   シングル向きの１曲になります。
   何だかとても古臭さを感じてしまいます。
   善し悪しは別として、それだけ、オーソドックスな曲ですね。
   「ドッタン・バッタン」のドラムも健在。
   バッキングコーラスがいい味出してます。

【Ｂ面】

1. Jet Lag
   ボーカルの巧さ，迫力が際立つアップテンポなブギー。
   アルバム内最長の大作になってます。
   もう少し洗練されたら「名曲」って言えそうな雰囲気です。
2. Light My Way
   出だしがカッコイイです。
   エフェクトを効かせたボーカルは珍しい試み。
   フワフワと空中浮遊するような感覚が面白いです。
   後の名作「Flying(PLAY'n' THE GAME)」に継承される感覚。
3. Sunshine
   アコースティックギターをバックに歌い上げるバラード。
   ラブ・ハーツと共通の得意分野です。
4. a)Shapes of Things
   b)Space Safari
   ２曲で構成されていますが、a)はヤードバーズのカバー曲で、b)はナザレスにしては珍しいインストゥルメンタルナンバーです。
   カバーですが、原曲をイメージさせないほど大胆にアレンジして、あたかも自分たちの楽曲のように仕上がっています。
   ジェット音などの効果音を多用した意欲的な作品と言えます。
   これもライブでの定番で得意曲のひとつだと思います。
   来日公演でも、ラスト（？）ナンバーとして演奏していました。
   間違いなくアルバム中最大の聴き所です。