EXERCISES (1972)

(2001年6月25日 NAZ記入)


【アルバム】

NAZARETHがメジャーになる前のセカンドアルバム。・・・正直言って、評判の良くない作品です。
全体的にフォーク・ロック風、中途半端な感じ。

大貫憲章氏のライナーノーツの表現がこのアルバムを良く表現している。
「しかし、残念なことに彼らは2作目の『エクササイズ』で、コロッとフォーク調の、ちっともハードでない、ヘヴィとはまるで関係のなさそうなソフト路線へと転向してしまった。これでガックリ来た...」

国内ではファーストとセカンドが未発売でしたが、1975年限定発売された。そのためかジャケットはオリジナルではなく、ライブのカットが使われている。

(日本フォノグラム BT-5041 1975年国内限定盤)

 

英国ではデジタル・リマスタリングされ、さらにボーナストラック3曲が追加されて再発売されている。

(Essential-Castle ESMCD795 英国再発盤)


国内限定版

【A面】

  1. I WILL NOT BE LED
    いきなりですが「これがNAZARETH?」と言うサウンド。
    このアルバム全般に共通の印象である。
  2. CAT'S EYE APPLE PIE
    フォークっぽい。
  3. IN MY TIME
    バラッド。
  4. WOKE UP THIS MORNING
    ヘビーな演奏。
    将来のハードロックのかけらを垣間見ることが出来る曲。
    このアルバムでは、異質。
    ・・・でも、取りあえず「NAZARETHらしさ」では一番かも。
  5. CALLED HER NAME
    ちょっとポップな感じ。
    悪い曲じゃないんだけど・・・アレンジが軽すぎ。

【B面】

  1. FOOL ABOUT YOU
    アコースティックなポップな曲。
  2. LOVE NOW YOU'RE GONE
    スローテンポ。壮大さを演出しようとしているようですが、成功しているとは言えない。
  3. MADLAINE
    曲の良さでは、このアルバムピカイチ。
    超スローな、涙が出そうになるようなバラード...。
  4. SAD SONG
    何と!ストリングス(弦楽)のバック。
    他のバンドなら、良い曲なんでしょうけどね。
  5. 1692(GLENCOE MASSACRE)
    <邦題:1692年の大虐殺>
    前曲に引き続き、大胆にストリングスアレンジ。
    NAZファンとしては、「チャレンジ」と言う事で許してあげましょうか。

【ボーナス】

  1. If You See My Baby(B-side)
    次の「Hard Living」のシングルB面ではないかと思います。
    アルバムの流れからすると、かなりポップですね。悪くはないです。
  2. Hard Living(alternate edit)
    シングルの別編集バージョンだと思います。
    イントロからヘヴィー!全編ヘヴィー!ボーカルがカッコイイですね。
  3. 1692(Glencoe Massacre)(alternate edit)
    オリジナルアルバムの別テイク。
オリジナル・ジャケット
裏
歌詞カードかな
インナー

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