THE CINEMA (1986)

(2008年3月1日 NAZ記入)


【アルバム】

このアルバムは残念ながら、リアルタイムで購入してなくて、後で再発盤CDを購入しました。前作の「THE CATCH」も同じです。
この時代、NAZの人生では、音楽から遠ざかっていた時代です。
前々作の「SOUND ELIXIR」までは、アナログレコードをリアルタイムで買ってましたから、ちょうどCDへの過渡期と言う事情も重なってたと思います。
次作「Snakes'n Ladders」からは、心を入れ替えてリアルタイムで日本盤のCDを購入してます。

そんな訳で、あまり聴き込んでいないアルバムです。
今、聴き直しても、「素晴らしい!」って楽曲は見当たらないのが残念です。

メンバーはオリジナルの4人。
 ・Vocals: Dan MacCafferty
 ・Guitars: Manny Charlton
 ・Bass: Peter Agnew
 ・Drums: Darrell Sweet

全曲オリジナル曲になります。

サウンドはすごく繊細で「現代風」なんですが、以前のような「ダイナミックさ」は、すっかり影を潜めています。
Nazareth大ファンのNAZとしても、「お勧め!」とは言えません。
もし、リアルタイムで購入して、もっと聴き込んでいれば、印象が違ったかも知れませんけど...。

(ドイツ リマスター盤 Eagle Records EDL EAG-381-2)


表

【作品】

  1. Cinema
    壮大でダイナミックではあるが、スローな曲です。
    数あるナザレスのアルバムの中でも、ワクワクしない1曲目。
    途中のオーケストラ(ストリングス)は面白い。
  2. Juliet
    少しだけテンポアップしてますが、重みのある曲です。
    2曲目まで聴いても「のれる」感じじゃないです。
  3. Just Another Heartache
    さらにテンポアップ。
    軽くリズミカルな曲想になり、ポップなノリが出てきました。
    このアルバムは、後半に向けて盛り上げるような構成で作り上げているようです。
    ボーナストラックに別テイクがあります。
    リズミカルな感じはないけど、ずっしりとした重みが往年のヘビーロックをイメージさせてくれて、むしろ良いかも。
    本作品じゃないけど、これが一番の「お勧め」曲です。
  4. Other Side Of You
    やっと出ました〜!
    ハード・ロックンロール。
    絞り出すようなボーカルは健在で、時折入るファルセット(?)との対比が面白い曲。
  5. Hit The Fan
    ノリの良いハードロックです。
    Nazareth「らしい」曲です。
  6. One From The Heart
    気持ち良い感じのポップンロール。
    悪い曲じゃないけど、展開が単調に感ぜられます。
  7. Salty Salty
    「ドッスン、バッタン」なリズムのナンバー。
    タイトル通り「しょっぱい」です。
  8. White boy
    特にボーカルに迫力のあるヘビーな曲。
    終曲に向けてスローダウンして行きます。
  9. A Veteran's Song
    タイトルが「ベテラン」って事で(?)、タイトル通りゆったりとした民謡風なイメージのスローソング。

【ボーナス】

  1. Just Another Heartache [Alternate Version]
  2. A Veteran's Song [Alternate Version]
  3. White Boy [Edited Version]
  4. Cinema [Edited Version]

裏


前の作品(The Catch)へ   Nazareth紹介TOPへ戻る   次の作品(Snakes'N'Ladders)へ