【Ａ面】

1. Expect No Mercy
   「無情の剣」
   ジャケットのインパクト同様、度胆を抜かれる一撃です。
   超高速のギター・リフから始まって、一貫して速射砲攻撃で突っ走ります。
   このレコードに針を落とした瞬間、稲妻の直撃を食らったかのような衝撃を受けました。
2. Gone Dead Train
   「デッド・トレイン」
   ポップでアップテンポのロックン・ロールです。
   ライナー・ノーツでは「ロックンロールを基調にアップ・トゥ・デイトなリズム感覚」と評されてます。
3. Shot Me Down
   さらにポップなミドル・テンポのロックン・ロールです。
   何気無く哀愁を感じさせる面もある佳作で、シングルカットされました。
4. Revenge Is Sweet
   「甘い復しゅう」
   絞り出すようなボーカルが特徴。
5. Gimme What's Mine
   アップテンポで若干へヴィーな曲です。
   ライナーには、「たたき込むタイプの曲」ってあります。

【Ｂ面】

1. Kentucky Fried Blues
   チキンのから揚げ屋さんを連想してしまうタイトルです（笑）。
   たぶん、関係はないと思いますが．．．アメリカ志向の時代だったから、
   あながち間違った印象でもないかも知れません。
   Ｒ＆Ｂ的な要素を感ずる曲です。　
2. New York Broken Toy
   これもタイトルからアメリカ志向を感じます。
   NAZARETHにしては、リズム構成が、かなり複雑な曲。　
3. Busted
   「Bust=破産する／こわす／ 破裂させる」って意味でしょうか？
   胸のバストではないと思います。
   ブルース・ナンバーです。スローです。
4. Place In Your Heart
   アコースティックも取り入れた、とても聴きやすいポップソングです。
   「Shot Me Down」以上にシングル向きの楽曲だと思います。
   彼らの数多い作品の中でも、「名曲」に数えて良いです。
5. All The Kings Horses
   「王家の馬」
   アルバム・ラストは雄大感のあるヘヴィー・ナンバーで締めくくり。